手術用縫合糸市場、2027年に64億9,000万米ドル規模到達見込み

市場の概要

世界の手術用縫合糸市場は、2021年に45億4,000万米ドルの規模に達しました。2022年から2027年にかけて、市場は6.05%のCAGRで成長し、2027年には64億9,000万米ドル規模に達すると予想されています。

手術用縫合糸は、けがをした後に血管を結紮したり、損傷した組織を縫い合わせたりするために使用される医療用のひもや糸です。絹などの天然繊維や、ナイロン、ポリエステルなどの合成繊維で作られています。引張強度、柔軟性、無菌性、結び目の安全性に優れています。サイズ、種類、形状、糸の材質など、手術の内容に応じて幅広く用意されています。現在、数社のメーカーが合成モノフィラメントのポリジオキサノン縫合糸(PDS)を発売しており、小児心臓手術時の軟部組織の傷や腹部の閉鎖の修復に使用されています。

市場の動向

自然治癒には時間がかかるため、傷口の汚染や細菌感染の可能性が高くなります。このことは、外科手術を受ける人の増加傾向と相まって、手術用縫合糸の需要を拡大する主要な要因の一つとなっています。また、多数の高齢者が関節炎、癌、心血管疾患(CVDs)、その他の慢性疾患に罹患していることが、世界的に外科手術の需要を促進しています。また、交通事故による死亡者数の増加が、手術用縫合糸の需要増加に拍車をかけています。これとは別に、市場の主要企業は、傷跡のない創傷治癒を促進し、虚血、過剰な創傷緊張、組織損傷を最小限に抑える手術用縫合糸を導入しています。これらの縫合糸は、マストペクシー、ブラキプラスティ、プラティスマプラスティ、リダクションマンモプラスティ、眉、中顔面、側頸部サスペンションなどの顔やその他の美容整形手術で幅広い用途が見出されています。これに加えて、所得水準の上昇や外見に対する意識の高まりから、低侵襲な美容整形手術の人気が高まっており、市場の成長を後押しすると予測されています。

主要な市場区分

世界の手術用縫合糸市場は、タイプ、素材、用途、エンドユーザーに基づいて細分化されています。

タイプ別の市場区分

・吸収性縫合糸

・非吸収性縫合糸

素材別の市場区分

・モノフィラメント

・マルチフィラメント

用途別の市場区分

・心臓血管外科

・一般外科

・婦人科領域

・整形外科領域

・眼科

・その他

エンドユーザー別の市場区分

・病院・診療所

・外来手術センター

・その他

市場の競合状況

世界の手術用縫合糸市場における主要な企業としては、Advanced Medical Solutions Group plc、B. Braun Melsungen AG、Boston Scientific Corporation、CONMED Corporation、DemeTECH Corporation、Integra LifeSciences、Johnson & Johnson、Medtronic plc、Mellon Medical B.V、Smith & Nephew plc、Stryker Corporation、Teleflex Incorporated、Zimmer Biometなどが挙げられます。

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