ケイ酸ナトリウム市場、2027年までに95億8千万米ドル規模到達見込み

市場の概要

世界のケイ酸ナトリウム市場は、2021年に71億米ドルの規模に達しました。2022年から2027年にかけて、市場は4.70%のCAGRで成長し、2027 年までに95億8,000万米ドルの規模に達すると予想されています。

ケイ酸ナトリウム、または水ガラスは、ナトリウムとシリカの酸化物からなる無色のフレーク状の無機化合物です。対イオンの形のケイ酸塩からなり、砂からの二酸化ケイ素とソーダ灰からの酸化ナトリウムの融解によって製造されます。一般に結晶状と無水状のものがあり、石鹸、耐火セメント、掘削流体、洗剤、接着剤、鉱物処理、ゼオライトなどに広く使用されています。また、酸洗剤、腐食防止剤としても広く利用されています。ケイ酸ナトリウムは、高温、耐酸性、耐水性、アルカリ性溶液での安定性向上など、さまざまな有利な特性を示します。その結果、繊維、自動車、製紙、製薬など、さまざまな産業で幅広い用途が見出されています。

市場の動向

世界の紙パルプ産業の著しい成長は、市場に明るい見通しをもたらす重要な要因の一つです。ケイ酸ナトリウムは、パルプ漂白用の安定剤、古紙脱墨用の添加剤、板紙や段ボールを接着するための接着剤として広く使用されています。また、コンクリート硬化、セメント耐火物、土壌安定化など、建設業界における製品の幅広い用途が、市場の成長に好影響を与えています。ケイ酸ナトリウムの製造に環境に優しい原材料を使用するなど、さまざまな製品の革新が市場成長の推進力となっています。これに伴い、繊維産業において、繊維の洗浄、仕上げ、キエ煮沸、ウール精練、漂白、脱ガムなどのためにケイ酸ナトリウムが広く利用されていることが、市場成長にプラスの影響を与えています。さらに、水処理プラントにおける洗浄剤やpH安定剤としてのケイ酸ナトリウムの採用が増加していることや、処理・安定化施設を強化するためのさまざまな政府イニシアティブの実施などの要因も、市場の成長に向けた推進力になると予想されています。

主要な市場区分

世界のケイ酸ナトリウム市場は、タイプ、グレード、形態、用途、エンドユーザーなどに基づいて分類されています。

タイプ別の市場区分

・液体

・固体

グレード別の市場区分

・中性

・アルカリ性

形態別の市場区分

・結晶状

・無水状

用途別の市場区分

・洗浄剤

・塗料

・接着剤

・触媒

・耐火物

・チューブ巻線

・その他

エンドユーザー別の市場区分

・紙・パルプ

・建設

・自動車

・その他

市場の競合状況

世界のケイ酸ナトリウム市場における主要な企業としては、BASF SE, CIECH S.A., Evonik Industries AG, Kiran Global Chem Limited, Merck KGaA, Nippon Chemical Industrial Co. Ltd., Occidental Petroleum Corporation, PPG Industries Inc., PQ Corporation, Sinchem Silica Gel Co. Ltd., Solvay S.A., Tokuyama Corporation, W. R. Grace and Co.などが挙げられます。

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