カルボキシメチルセルロース(CMC)市場、2027年までに22億6千万米ドル規模到達見込み

市場の概要

世界のカルボキシメチルセルロース(CMC)市場は、2021年に17億3千万米ドルの規模に達しました。2022年から2027年にかけて、市場は4.20%のCAGRで成長し、2027年までに22億6千万米ドル規模に達すると予測されています。

カルボキシメチルセルロース(CMC)、またはセルロースガムは、セルロースのナトリウム塩誘導体を指します。CMCは生理学的に不活性で、化学的に安定、無臭、無味、白色という性質を有しています。CMCは、植物由来のセルロース、苛性ソーダ、モノクロロ酢酸を原料とし、アルカリセルロースを触媒の存在下でモノクロロ酢酸(MCA)で処理することにより製造されます。CMCは、さまざまな増粘性、乳化性を有し、紙箱や蚊取り線香の接着剤として使用されています。また、化粧品、医薬品、石油掘削液、洗剤などの増粘剤、安定剤、バインダー、分散剤としても利用されています。そのため、食品・飲料、鉱業、化学、石油・ガス、製紙など、さまざまな産業で幅広い用途が見出されています。

市場の動向

世界的な化粧品業界の著しい成長は、市場の成長を促進する重要な要因の一つです。CMCは、結合剤、増粘剤、安定剤として、クリーム、ローション、シャンプー、フェイスクリーム、保湿剤などの化粧品製剤に広く使用されています。また、滑らかな質感を付与し、耐塩性や耐酸性を高めるために歯磨き粉に添加されています。さらに、食品および飲料業界における製品採用の増加が、市場成長の推進力となっています。CMCは、調理済み食品(RTE)、加工食品、ベーカリー製品の製造や、グルテンフリー製品および冷菓の脂肪分レベルの低減に利用されています。加えて、経口、注射、眼科および外用医薬品の製剤の製造におけるCMCの需要の増加も、市場の成長に寄与しています。その他、天然素材や有機素材を使用したパーソナルケア製品への消費者の嗜好の高まりや、鉱物処理における鉱石の分離・濃縮のための製品採用の広がりなどが、市場の成長を後押しすると予想されています。

主要な市場区分

カルボキシメチルセルロース(CMC)市場は、純度レベル、特性、用途に基づいて分類されています。

純度レベル別の市場区分

・高純度グレード

・テクニカルグレード

・工業用グレード

特性別の市場区分

・増粘剤

・安定剤

・バインダー

・レポルタージュ防止剤

・滑沢剤

・乳化剤

・賦形剤

用途別の市場区分

・食品・飲料

・石油・精製

・製薬

・塗料・繊維

・化粧品・パーソナルケア

・紙加工品・家庭用品

・その他

市場の競合状況

カルボキシメチルセルロース(CMC)市場における主要な企業としては、Ashland Global Specialty Chemicals Inc., Cellulose Solution Private Limited, Chongqing Lihong Fine Chemicals Co. Ltd., Daicel Corporation, DKS Co. Ltd, J.M. Huber Corporation, Lamberti S.p.A., Madhu Hydrocolloids Private Limited, Mikro-Technik GmbH & Company KG, Nippon Paper Industries Co. Ltd., Qingdao Sinocmc Chemical Co. Ltd., TCI Chemicals (India) Pvt. Ltd., Zibo Hailan Chemical Co. Ltd.などが挙げられます。

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