海水淡水化装置市場、2021年から2026年にかけて緩やかな成長見込み

市場の概要

世界の海水淡水化装置市場は、2015年から2020年にかけて約8%のCAGRで成長しました。今後、2021年から2026年の間、市場は緩やかな成長を続けると予想されています。

海水淡水化装置とは、海水や汽水の浄化に使用される産業用装置のことです。海、川、井戸、小川、廃水、工業用水などのさまざまな水源から、溶解した塩分やミネラル分を分離し、飲料水や淡水に変換します。逆浸透(RO)、ナノろ過(NF)、電気透析(ED)、EDリバーサル(EDR)など、さまざまな技術を利用しています。これらの分離プロセスでは、圧力や電気的な力を利用して水を膜に通し、高品質な飲料水を提供します。そのため、この装置は、石油・ガス、自治体、農業、化学、鉱業など、さまざまな産業分野で幅広く利用されています。

市場の動向

急速な工業化に伴い、効率的な廃水管理システムの需要が世界的に高まっていることが、市場成長の主な要因となっています。また、淡水資源の枯渇も市場の成長を促しています。世界人口の増加や、干ばつの増加、天候の変化、森林破壊などの環境条件の悪化に伴い、様々な発展途上国の政府が海水淡水化プラントの開発に投資するケースが増えています。さらに、ハイブリッド造水装置やマルチステージ(MSF)蒸留技術の開発など、さまざまな技術的進歩も市場成長を加速する大きな要因となっています。MSFは、従来の技術と比較して、高いGOR(Gain Output Ratio)、操作の容易性、最小限のメンテナンスコスト、および兼用発電所との互換性を備えています。その他の要因としては、大規模なインフラ開発に加えて、家庭用および商業用分野で小型の浄水器や脱塩器の使用が増加していることが、市場をさらに押し上げると予想されています。

主要な市場区分

世界の海水淡水化装置市場は、テクノロジー、ソース、アプリケーションに基づいて分類されています。

テクノロジー別の市場区分

・逆浸透膜(RO)

・多段フラッシュ(MSF)蒸留法

・多重効用蒸留法(MED)

・その他

ソース別の市場区分

・海水

・汽水域

・河川水

・その他

アプリケーション別の市場区分

・地方自治体

・工業用

・その他

市場の競合状況

世界の海水淡水化装置市場における主要な企業としては、Abengoa, Acciona S.A., Biwater Holdings Limited, Doosan Heavy Industries & Construction Co. Ltd., Genesis Water Technologies, IDE Technologies, Koch Separation Solutions Inc., The Dow Chemical Company, Veolia Environnement S.A., Xylem Inc.などが挙げられます。

本記事に関するお問い合わせ先:株式会社グローバルインフォメーション
044-952-0102
受付時間 9:00-18:00 [ 土・日・祝日除く ]