V2G(Vehicle-to-Grid)市場、2021年から2026年の間に力強い成長見込み

市場の概要

世界のV2G(Vehicle-to-Grid)市場は、2015年から2020年にかけて約15%のCAGRで成長しました。今後、2021年から2026年の間に市場は力強い成長を示すと予想されています。

V2G(Vehicle-to-Grid)とは、電気自動車(EV)のバッテリーから電力網へ、またはその逆にエネルギーを転送する高度なスマート充電技術を指します。V2G技術では、バッテリーから未使用の電力を取り出し、それをスマートグリッドに転送することで、ピーク時や停電時に電力を供給します。また、天候に左右される再生可能エネルギーが利用できない場合、追加または二次的な電源としても機能します。さらに、二酸化炭素を排出しない、持続可能でコスト効率の高いエネルギー源でもあり、プラグインEV、バッテリーEV、プラグインハイブリッドや水素電池搭載のEVで使用することができます。

市場の動向

スマートな発電システムの利用が増加していることや、自律走行車の普及が、市場の成長を促進する主な要因となっています。ハイブリッド車や電気自動車は、従来の内燃機関を用いた自動車に比べて、効率的に動作し、燃料消費量も少なくて済みます。その結果、双方向充電ステーションの普及が進み、消費者は便利に自動車を充電し、余ったエネルギーを蓄えてグリッドに電力を供給することができるようになりました。また、自動車用電池の製造プロセスにおける広範な技術革新も、市場の成長を促進する要因となっています。新しい自動車用バッテリーは寿命が長く、劣化することなく複数回の充電サイクルに耐えることができます。さらに、V2Gの延長線上にあるV2X(Vehicle-to-Everything)技術の登場により、小型・軽量化され、設置プロセスも簡素化されていることも、市場の成長に寄与しています。その他の要因としては、広範なインフラ開発や、スマートグリッドプロジェクトを推進する政府の有利な政策の実施などが、市場をさらに押し上げると予想されています。

主要な市場区分

世界のV2G市場は、ソリューションタイプ、車両タイプ、充電タイプ、アプリケーションに基づいて分類されています。

ソリューションタイプ別の市場区分

・電気自動車供給装置(EVSE)

・スマートメーター

・ホームエネルギーマネージメント(HEM)システム

・ソフトウェアソリューション

車両タイプ別の市場区分

・バッテリー電気自動車(BEV)

・燃料電池電気自動車(FCEV)

・プラグインハイブリッド車(PHEV)

充電タイプ別の市場区分

・一方向充電

・双方向充電

アプリケーション別の市場区分

・ピーク電力販売

・スピニングリザーブ

・ベースロード電力

・その他

市場の競合状況

世界のV2G市場における主要な企業としては、AC Propulsion Inc.、Coritech Services Inc.、DENSO Corporation、Enerdel Inc.、ENGIE Group、EV Grid、株式会社日立製作所、日産自動車株式会社、NRG Energy Inc.、OVO Energy Ltd.などが挙げられます。

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