自撮り棒市場、2021年から2026年の間に約11%のCAGRで成長見込み

市場の概要

自撮り棒の世界市場は、2020年に14億1千万米ドルの規模に達しました。今後、2021年から2026年の間に市場は約11%のCAGRで成長すると予想されています。

自撮り棒とは、スマートフォンやデジタルカメラを手の届かない位置に設置するために個人が使用する機材のことで、ジャックプラグでデバイスに接続するか、Bluetoothでテザリングして使用します。この接続により、ユーザーは自撮り棒のハンドル部分にあるボタンをクリックすることで、写真や動画を撮影することができます。これらのデバイスは、携帯性、軽量性、コスト効率に優れており、クリエイティブなワイドショットの撮影や、モーションブラーを最小限に抑える安定性を提供します。

市場の動向

この市場は、可処分所得の増加、スマートフォンやデジタルカメラなどの家電製品の販売増加、自撮り棒の革新的な技術の導入などにより、過去数年間で成長を遂げてきました。例えば、米国のマーケティング会社Thinkmodo, Inc.は、自撮り棒を発売しました。この自撮り棒には、画像の質を向上させ、スタジオ効果を加えるためのファンとビューティーライトが内蔵されています。また、この市場の成長は、急成長する旅行・観光業界にも起因しています。しかし、コロナウイルス(COVID-19)の突然の感染拡大により、多数の国の政府が国内外の旅行に完全なロックダウンと制限を課しています。このことは、旅行・観光業界の成長に悪影響を及ぼし、その結果、世界各地での自撮り棒の需要にもマイナスの影響を与えています。しかしながら、世界情勢が正常に戻れば、この市場は回復に向かうと予想されています。

主要な市場区分

世界の自撮り棒市場は、製品タイプ、アプリケーション、販売チャネルに基づいて分類されています。

製品タイプ別の市場区分

・リモートトリガー式自撮り棒

・有線式自撮り棒

・ブルートゥース式自撮り棒

アプリケーション別の市場区分

・携帯電話/スマートフォン

・カメラ

販売チャネル別の市場区分

・オンラインストア

・オフラインストア

市場の競合状況

世界の自撮り棒市場における主要な企業としては、Anker、Fromm Works、Fotopro、KobraTech、Kootek、Momax、Mpow、Satechi、Thinkmodo Inc、Xiaomiなどが挙げられます。

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