パワーバンク市場、2021年から2026年にかけて約10%のCAGRで成長見込み

市場の概要

パワーバンク市場は、2020年に120億米ドルの規模に達しました。今後、2021年から2026年にかけて市場は約10%のCAGRで成長すると予測されています。

パワーバンクは、外出先で電子機器を充電するために設計されたポータブル充電器です。ポケットサイズのスリムなものから、大型で大容量のものまであります。その利便性から、パワーバンクは、タブレット、ポータブルスピーカー、ラップトップ、携帯電話、カメラなど、さまざまな機器の充電に使用されています。ポータブル充電器は、ユーザーの予算や必要な電力に応じて、さまざまな形状やサイズのものがあります。一般的に、リチウムイオン(Li-Ion)およびリチウムポリマー(Li-Po)電池を使用したこれらの充電器は、ユニバーサル/標準、およびソーラーパワーバンクに分類されます。標準またはユニバーサル充電器は、通常のUSB電源で充電でき、ソーラーパワーバンクは、USB充電器と太陽光の両方を利用できます。

市場の動向

現在、3Gおよび4Gネットワークへの移行、デジタルコンテンツの人気の高まり、機器の処理能力の向上など、さまざまな要因が業界の成長を後押ししています。また、スマートフォンの需要が急増していることや、パワーバンクの価格が低下していることも、市場の成長に影響を与えている要因のひとつです。また、パワーバンクは動きの速い家電製品として登場し、製造施設の設立に必要な設備投資額が少ないことから、業界では新規参入企業の数が増加しています。このような競争の激化により、メーカーは消費者層を維持・拡大するために、市場に革新的なソリューションを導入することが求められています。例えば、2019年には、ポルトガルを拠点とするテクノロジー企業EGG Electronics社が、パワーバンクを内蔵し、ワイヤレス充電が可能な世界初のポータブル電源タップ「EGG Traveler」を発売しました。

主要な市場区分

世界のパワーバンク市場は、製品タイプ、電池の種類、定格電力、アプリケーション、地域に基づいて分類されています。

製品タイプ別の市場構成

・ポータブルパワーバンク

・ソーラーパワーバンク

・バッテリーケース

現在、消費者に好まれているのはポータブルパワーバンクです。

電池の種類別の市場構成

・リチウムイオン

・リチウムポリマー

パワーバンクの多くは、リチウムイオン電池で構成されています。

定格電力別の市場構成

・3,000 mAh以下

・3,001 mAh – 8,000 mAh

・8,001 mAh – 20,000 mAh

・20,000mAh以上

現在、8,001 mAh – 20,000 mAhが最大のセグメントです。

アプリケーション別の市場構成

・スマートフォン

・タブレット

・ポータブルメディアデバイス

・その他

現在、ほとんどのパワーバンクはスマートフォンの充電に使用されています。

地域別の市場構成

・アジア太平洋地域

・北アメリカ

・ヨーロッパ

・中近東・アフリカ

・ラテンアメリカ

地域別では、アジア太平洋地域がパワーバンクの最大の市場であり、最大のシェアを占めています。これは、同地域でスマートフォンやその他のポータブル機器の販売が増加していることに起因しています。

市場の競合状況

パワーバンク市場における主要な企業としては、Beijing Xiaomi Technology Co. Ltd.、Lenovo Group Ltd.、Microsoft Corporation、Panasonic Corporation、Sony Corporation、Adata Technology Co. Ltd.、Asustek Computer Inc.、Ambrane India Pvt. Ltd.、Anker Technology Co. Ltd.、Intex Technologies (India) Ltd.、OnePlus Technology (Shenzhen) Co. Ltd.、UNU Electronics Inc.、Samsung SDI Co. Ltd.などが挙げられます。

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