スーパーアプリの市場規模、2030年に4260億1000万米ドル到達予測

スーパーアプリの市場規模は、2023年からCAGR 27.8%で成長し、2030年には4260億1000万米ドルに達すると予測されています。スーパーアプリは、複数の機能で構成され、顧客に様々なサービスを提供するアプリケーションです。1つのアプリケーションでほとんどの機能にアクセスできるため、利便性と使いやすさを提供します。

さらに、COVID-19の流行によって加速したデジタル決済の導入と、消費者のオンラインショッピングの増加が、スーパーアプリの採用を後押ししています。また、政府が同様のアプリケーションの構築に示す関心は、市場の成長をさらに後押ししています。例えば、2022年3月、インド政府からは農民向けに、気象情報、市場価格情報、勧告など重要な機能が含まれる、スーパーアプリの開発が計画されていることが報じられました。

スーパーアプリには、タクシー、相乗り、フードデリバリーなどの交通・物流サービスが提供され、ホテル、フライト、映画館のチケットを予約できる機能が備えられています。さらに、ブランド企業は、このアプリを利用することで、自社の製品やサービスを宣伝するのに役立つユーザーエンゲージメントを促進することが出来ます。FacebookやInstagramなどのソーシャルメディアプラットフォームを運営する米国のMetaも、独自のスーパーアプリの構築を計画しており、今後市場の成長機会を生み出すと予想されます。

スーパーアプリ業界は、プラットフォーム別に、iOS、Androidなどに分類されます。ほとんどのスーパーアプリは、iOSとAndroidの両方で利用可能です。Androidは、カスタマイズが可能なオープンソースのオペレーティングシステムです。一方、iOSは、米国を拠点とするApple Inc.のデバイス向けに特別に作られています。デバイス別に、市場はスマートフォン、タブレット、その他に分けられます。サイズが小さく使い勝手が良く普及が進んだことから、2022年はスマートフォンが市場を占有しました。

スーパーアプリは、データプライバシーポリシーに関する規制が厳しいため、北米や欧州の先進国での普及率が高くありません。しかし、スーパーアプリサービスの各分野で有力なプレーヤーが存在します。例えば、米国を拠点とするAmazon.com, Inc.はeコマース分野を支配しており、米国を拠点とするUber Technologies Inc.はライドヘイリング分野を支配しています。

主要プレイヤーの中には、製品の発売、パートナーシップ、事業拡大など、さまざまな開発戦略を採用し、その存在感と市場シェアの拡大を図っているところもあります。2022年4月、インドのTata Sons Private Limitedの子会社であるTata Digitalは、Eコマースや金融サービスなど様々なサービスを提供するTata Neuと呼ばれるスーパーアプリの発売を発表しました。

本記事に関するお問い合わせ先:株式会社グローバルインフォメーション
お問い合わせフォーム:www.gii.co.jp/form/inquiry
お電話:044-952-0102
受付時間 9:00-18:00 [ 土・日・祝日除く ]