審美歯科の市場規模、2030年に890億米ドル到達予測

審美歯科の市場規模は、2022年からCAGR13.0%で成長し、2030年には890億米ドルに達すると予測されています。歯科疾患の症例が増加する中、歯科衛生や審美歯科に関する人々の意識が高まっていることが、市場成長の要因となっています。

British Academy of Cosmetic Dentistryによると、英国人口の約4分の1が審美歯科治療を受けています。NCBIによると、口腔の健康とは、単に口腔内の病気や機能障害がないことだけではなく、対象者の社会生活や歯の外観にも影響を与えると言われています。2018年に英国で行われた調査によると、自尊心、生活満足度、自己に関連する身体的魅力などの動機づけにより、より多くの女性が美容整形を選択しており、これらの女性にはメディアへの露出度が高いという共通点がありました。ここ数年で、整形の修復材料は大きく進歩しています。グラスアイオノマーとコンポジットの組み合わせにより、材料の強度を損なうことなく審美性を高めたハイブリッド材料には、有益な特徴があります。

COVID-19は、審美歯科業界に短期的な影響を及ぼしました。ほとんどの歯科クリニックが患者の予約や入院を停止・中止し、緊急治療のみの許可を与えられました。その結果、患者の来院数が減少し、収益に大きな影響を及ぼしました。NHS登録の歯科医院での定期検診は1900万件も減少したと報告されています。一方で、遠隔医療は、患者と医師の双方にとって有効なコミュニケーション手段となりました。また、オーストラリアなどでは、Zoomにかける時間が長くなったことで、審美歯科への関心が高まっており、業界に明るい兆しが見受けられます。

審美歯科市場のハイライト

歯の審美性を高めるための処置を選ぶ患者の増加と技術の進歩により、2021年の審美歯科市場は北米が牽引しています。

アジア太平洋地域は、今後大きく成長することが予想されます。これは、同地域の人口が多く、可処分所得が増加していることが主な要因です。

製品タイプ別に、2021年は、歯科用システムおよび機器が、歯科業界における幅広い用途に対応するため、最大の市場シェアを占めました。歯科矯正機器は、2022年~2030年の間CAGR27.4%で最速の成長率を記録すると予測されています。

大手企業の存在により、同市場は非常に競争の激しい場となっています。合併、買収、提携、製品発表など、各社が実施するさまざまな戦略的施策がその成長に大きく関与しています。

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