急性外部心室ドレーンの市場規模、2030年に4億3269万米ドル到達予想

急性外部心室ドレーン(EVD)の市場規模は、2022年からCAGR7.91%で成長し、2030年には4億3269万米ドルに達すると予想されています。急性水頭症の有病率の増加、急性外部心室ドレーンのためのデバイスの採用が、同市場の成長を促進しています。

EVDは、急性水頭症の治療にメリットをもたらします。水頭症は、過剰なCSF(脳脊髄液)を排出するために、脳の側脳室のいずれかにEVDを設置する必要があり、毎年、LMICsでは74万件、HICsでは約3万件の水頭症が発生し、脳神経外科手術が必要とされています。水頭症協会によると、アメリカでは約100万人が水頭症に罹患しています。

乳児の後天性水頭症は脳室内出血を原因とするものが多く、生後25日以内にEVDにより早期介入が行われることで、神経学的な結果を改善することが知られています。EVDはこのような疾患において最も多く使用されており、急性外部心室ドレーン市場に直接影響を与えています。

助成金の配分や承認、脳損傷後の患者の回復を助ける効果的なケアや治療法のための投資など、政府の取り組みが各国で実施されています。水頭症協会によると、2021年に約1200万米ドルがこの研究に投資され、カナダでは水頭症疾患のケアの研究・開発に3500万米ドルの連邦資金が提供されました。さらに、2022年4月には、水頭症の乳児の脳脊髄液を評価する新しい方法を探るため、研究者に285万米ドルの助成金が与えられました。

急性外部心室ドレーン市場のハイライト

用途別に、2021年の市場は、外傷性脳損傷(TBI)が33.78%で最大シェアを占めました。これは、世界的な手術件数の増加とともに、TBIの有病率が増加していることによるものです。

患者タイプ別に、市場は、小児患者タイプが、新生児の水頭症を治療するための外科手術数の増加により、2022年から2030年にかけて最速のCAGRで成長することが予測されています。

Pediatric Neurosurgeryによると、米国では毎年約6万9,000人の水頭症患者の退院が報告されています。アジア太平洋市場は、2022年から2030年の間、CAGR8.26%を記録すると予想されます。これは、先進国や新興国における主要プレイヤーの認知度向上と投資の増加に起因するもので、著しい成長率の主な要因となっています。

業界は、Medtronic、Integra LifeSciences Corporation、Natus Medical Incorporated、富士システムズ、Spiegelberg GmbH、SOPHYSA、Neuromedexなどのプレイヤーにより、競争が激しくなっています。

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