製薬用ロボットの市場規模、2030年に3億5790万米ドル到達予測

製薬用ロボットの市場規模は、2022年からCAGR9.2%で成長し、2030年には3億5790万米ドルに達すると予測されています。製薬業界の成長と、製造におけるロボットシステムが提供する生産高と品質の向上、生産の柔軟性の向上、スペース利用率の低下、労働者の離職率の低下、低い運用コスト、健康と安全の強化、生産ダウンタイムの削減、廃棄物管理の改善といった数々のメリットが、これらの製品の採用や市場の成長を後押ししています。

2020年4月にMintが発表した記事によると、インドでは13億人を超える人口に対する医療従事者の数が少ないことから、あらゆる医療現場においてロボット技術の採用が増加すると予想されています。COVID-19の大流行により、北米と欧州で利益を得ようとする製薬会社は、一層ロボットに目を向けるようになっています。ロボット産業協会(IRA)によると、北米のライフサイエンス企業からのロボットの受注は、2019年と比較して2020年に69%増加しました。

COVID-19をきっかけに、製薬業界では手順を最適化するためにロボットの利用を増やしています。北米と欧州では、コストとプロセスの複雑さを削減するために、ロボットの導入が進むと思われます。最近では、医薬品不足の解決策としてもロボットの導入が関心を集めています。製薬会社は、ロボティクス・ソリューション・プロバイダーとパートナーシップを結び、製造、医薬品開発、偽造防止手順にロボティクスを取り入れると予想されます。企業が医薬品分野への投資を増やすことで、今後数年でロボットの利用が拡大する可能性があります。

2021年、従来型ロボット製品セグメントは、マテリアルハンドリング、ピッキング、パッケージング、パレタイジング、検査での採用が増加していることから、最大の収益シェアを占めています。協働ロボットは、今後、最も速い成長率を記録すると予想されます。多くの企業が、従来のロボットから、人間とロボティクスを組み合わせた協働ロボットやコボットに置き換えを進めています。コボットは、ロボットの反復作業と人間の個別技能を組み合わせて製造工程に効率化をもたらす点から、採用が大幅に増加しています。また、これらの機械は、従来のものと比べて安価で、操作やメンテナンスが容易です。

2021年、ピッキングとパッケージングアプリケーションセグメントは最大の収益シェアを占め、今後最も速い成長を示すことが予測されます。この成長は主に、パーソナライズされたパッケージングの高い需要と、高速、効率的な追跡、床面積の最適な利用などに起因しています。また、従来のロボットソリューションはすべて、ピッキングとパッケージングに使用されています。例えば、株式会社デンソーウェーブが開発したVP-6242GやVS-068A2などの6軸多関節ロボットは、ピッキングとパッケージングを可能にします。

2021年には、製薬会社の最終用途セグメントが最大の収益シェアを占め、同時に最も速い成長率を記録することが予測されます。これは、創薬や開発におけるロボティクスの利用が増加していることに起因しています。また、製薬会社は個別化医療の開発に携わっており、同分野の成長をさらに後押ししています。研究室は、創薬関連活動において、試験管や液体の移動などの反復作業を行う自動化ソリューションの能力により、高い一貫性と正確性を促進し、大きな成長を遂げることが予測されます。

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