バーチャル臨床試験の市場規模、2022年から2030年にかけてCAGR5.7%で成長予測

バーチャル臨床試験の市場規模は2021年に78億米ドルと推定され、2022年から2030年にかけてCAGR5.7%で成長すると予測されています。同市場の成長を促進している要因には、研究開発活動の活発化、医療のデジタル化の進展、遠隔医療の導入などが挙げられます。さらに、技術の進歩や、臨床研究機関、製薬会社、バイオテクノロジー企業の提携、政府の支援策などが市場を牽引すると予想されます。COVID-19パンデミックにより、臨床試験業界は進行中または今後の試験の実施方法を変更しています。

2020年4月に発表されたコンティニュアムクリニカルレポートによると、調査対象となった臨床試験実施場所の約30%が、新しい臨床試験のための患者のリクルートのみならず、すでに登録されている患者の維持にも影響が出ると予測しています。また、欧州の治験施設の81%、米国の治験施設の56%が、患者が継続して試験に参加する可能性が低くなると回答しています。さらに、3月30日現在、約30社の製薬会社やバイオテクノロジー企業の臨床試験に支障が生じていると報告しています。このパンデミックにおいて重要な役割を果たしたバーチャル試験は、分散型試験としても知られており、研究の実施方法における標準になる可能性があります。

自宅から試験に参加することが可能なバーチャルな方法では、現地を訪問できない場合でも研究を継続することができ、臨床試験の参加者から安全性と有効性のデータを収集するための新しいアプローチとなっています。また、バーチャルな訪問と遠隔地での患者モニタリングにより、被験者は不必要なリスクにさらされることなく、安心して試験に参加することができます。スポンサーはより多くの人々を研究に参加させることができるため、リクルート、エンゲージメント、リテンションを向上させることができます。また、デジタルヘルス技術により、継続的なリアルタイムのデータ収集が可能になり、最終的には、仮想的な接続、モニタリング、および管理により、参加者、CRC、および治験責任医師の労力、時間、および負担を大幅に軽減することができます。

試験デザインに関する考察

2021年の仮想/非中央集権型臨床試験(DCT)市場では、介入デザインのセグメントが46.7%で最大シェアを占めています。様々な疾患に対する新規薬剤の開発を目的とした実験が急増していることや、ラボのデジタル化がこのセグメントを牽引する要因となっています。コロナウイルスの発生により、従来の臨床試験の方法では人への感染のリスクが大きいため、世界中でこのような状況に対処するための新薬やワクチンのテストや試験への需要が高まっています。そのため、介入型試験デザインの需要が高まっています。

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