暗号資産ATMの市場規模、2022年から2028年にかけてCAGR59.2%で拡大予測

暗号資産ATMの市場規模は、2021年に7,501万米ドルに達し、2022年から2028年にかけてCAGR59.2%で拡大すると予測されています。同市場の成長は、世界中で設置されている暗号資産ATMの数が増加していることに起因しています。企業が顧客のニーズの変化に対応することを重視しているため、世界各国で暗号資産ATMの設置が進んでいます。金融サービスプロバイダーのCoinSource社が提供している統計によると、2021年1月、世界には約1万4,012台の暗号資産ATMが設置されていました。Tokenpost社が発表した統計によると、2021年7月の世界での設置台数は1日あたり約50.9台に達しています。

市場の成長を促している最大要因として、多くの政府が暗号資産ATMの設置に向けて進めている取り組みです。例えば、2021年9月、エルサルバドル政府は、ビットコインを法定通貨として受け入れた後、200台以上の暗号資産ATMを設置しました。同時に、2021年9月、暗号資産ATMネットワークを拡大するために、政府は土着の暗号通貨ウォレットプロバイダーであるChivoとのパートナーシップも締結しています。このパートナーシップの目的は、国内のATMとビットコインウォレットの利用をパワーアップさせることです。

また、世界的にスマートフォンの普及が進んでいることも、市場の成長を促進する要因の一つです。スマートフォンによって、ユーザーは暗号資産ATMの機能をシームレスに活用することができます。Coin Dance社が提供する統計によると、2021年3月に世界中の34.45%の人がスマートフォンを使ってビットコインを売買しています。

プロバイダーは、暗号資産ATMへのサイバー攻撃による脅威を払拭することに力を入れています。この取り組みは、市場拡大への新たな機会をもたらします。例えば、2021年8月、米国のビットコインATM事業者は、コンプライアンス基準を強化し、最終的には暗号通貨関連の犯罪を防止するために、「Cryptocurrency Compliance Corporative」という連合体を結成しました。この連合は15のメンバーで構成されており、暗号通貨業界により安全な環境を整えることを目的としています。

また、多くの企業が暗号資産ATMに強化されたセキュリティ機能を組み込み、顧客の安全な取引を確保しようと努力していることも、今後の市場の成長に新たな機会をもたらすと考えられます。この目的のために、顔認識やバイオメトリック機能が組み込まれ、ユーザーが取引を行う際には2層のセキュリティを提供しています。また、QRコードやタイムスタンプ機能も暗号資産ATMに搭載されており、ユーザーのアイデンティティの確認に役立っています。暗号資産ATMのサービスプロバイダーも同様に、Know Your CustomerとAnti-money Launderingの要件をしっかりと遵守しています。

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