超音波機器の市場規模、2021年から2028年にかけてCAGR4.8%で成長予測

超音波機器の市場規模は、2020年に59億1,000万米ドルとなり、2021年から2028年にかけてCAGR4.8%で成長することが予想されています。慢性疾患や生活習慣病の増加に伴い、画像診断や治療に超音波機器を採用するケースが増えていることが、市場の成長を後押しすると予想されます。また、低侵襲手術の需要が高まっていることや、超音波画像処理技術の進歩も市場を牽引する主な要因の一つです。他の画像診断システムと比較した場合、超音波は、高速かつ低コストであることから、医療画像診断において最も価値のある診断ツールの一つと考えられています。

また、電離放射線や磁場を利用しないため、他のイメージング技術よりも安全性が高く、診断だけでなく治療にも幅広く利用されています。超音波検査は、心臓病から腫瘍まで、特定の治療用途で普及しています。3Dイメージング、せん断波エラストグラフィ、ワイヤレストランスデューサの開発、アプリベースの超音波技術、CT/MRとの融合、腹腔鏡超音波など、超音波デバイスの用途が拡大していることから、近い将来、市場は盛り上がると考えられます。例えば、Samsung MedisonはIntelと共同で、リアルタイム神経追跡超音波技術「NerveTrack」を開発しました。この技術は、麻酔科医が患者の腕の神経を検出し、迅速かつ正確に麻酔をかけるのに役立ちます。

さらに、定量化や3Dデータセットからの最適な画像スライスの選択など、時間のかかるプロセスを自動化するための人工知能(Al)の統合が、市場の成長を後押しすると予想されます。現在、多くのハイエンド超音波機器にはある程度のAIが搭載されており、将来的には新しいシステムのほとんどにAIが搭載されることが予測されます。

COVID-19パンデミックの結果、医療システムは大きな困難に直面していました。超音波機器の需要は、パンデミックの間、メーカーがCOVIDの必須機器に集中したため、設置の延期や、製造量の低下が見られました。しかし、携帯型超音波機器は、スピード、携帯性、使いやすさの点で、混雑した病院での重症患者の治療に有効であることから、高い需要がありました。

製品に関する考察

2020年は、診断用超音波機器が、産科、心臓病、腫瘍など幅広い分野で使用されていることから、70.0%以上の売上シェアで市場を占めました。また、生活習慣病の増加や技術の進歩が診断用超音波装置の需要を押し上げています。さらに、診断用超音波装置市場は、2Dおよび3D/4Dなど、小型に改良された診断装置の需要によって牽引されると考えられます。

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