食品添加物の市場規模、2020年から2028年にかけてCAGR5.5%で成長予測

食品添加物の市場規模は、2020年に982億2000万米ドルに達し、2020年から2028年にかけてCAGR5.5%で成長すると予想されています。食品や飲料の味、食感、口当たり、全体的な外観の改善への要求が、食品添加物の需要を促進すると予想されます。また、世界的に食品・飲料産業が成長していることが、市場を牽引する主な要因となっています。国民の食生活の変化に伴い、世界中でパッケージされた食品や飲料の消費量が増加しており、食品の品質や栄養価を向上させるために、食品加工時に使用される添加物の需要が急増することが予想されます。

米国では、植物性の食事を好む傾向や、クリーンラベルの製品にお金を払う消費者の関心が高まっていることから、天然成分を注入した食品や飲料の消費が急増しています。2021年5月、米国のVentura Foods, LLC社は、「Marie’s」ブランドで、植物性で乳製品を含まないサラダドレッシングを新たに発売しました。この製品は、米国のヴィーガンの注目を集めることが期待されています。

食品・飲料メーカーは、製品に含まれる糖分、脂肪分、そして全体的なカロリーの低減に注力しています。このような低カロリー甘味料や脂肪代替品に対する規制当局の承認は、低糖質・低脂肪の食品・飲料製品を製造する機会を提供することが期待されています。

2021年5月、マレーシア保健省は、SweeGen社のゼロカロリーのBestevia甘味料であるRebaudioside D、E、Mを、食品・飲料製品の原料として使用することを正式に認めました。同様に、2020年6月には、Epogee社の植物性油脂、すなわちEPG(Esterified Propoxy Late Glycerol)脂肪補充剤が、米国食品医薬品局(FDA)から、様々な食品用途に使用するための一般的に安全であるとみなされる(GRAS)承認を受けました。消費者の間では、低カロリー・低糖質の食品や飲料を好む傾向があり、これが市場の成長を支えています。

メーカーは、生産プロセスを改善し、高品質な原材料を提供するために、新しい技術を採用しています。例えば、Firmenich SAは2021年6月、100%天然の抽出物から作られた純粋な「Firgood Ingredients」を発表しました。この抽出物は、同社が特許を取得した水性抽出技術を用いて、毒性のある化学物質を使用せずに得ることが出来ます。

製品に関する考察

2020年は、甘味料セグメントが55.0%以上の売上シェアを占め市場を支配しました。肥満や心血管疾患に対する意識の高まりにより、高カロリー甘味料とされる高果糖コーンシロップ(HFCS)やスクロースを添加した脂肪分の多い食品や食材の需要が制限されることが予想されます。このことは、ステビアやアスパルテームなどの高強度甘味料や、ホエイプロテインやデンプンなどの脂肪代替品の成長を積極的にサポートすると予想されます。

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