コーディング・マーキング機器の市場規模、2021年から2028年にかけてCAGR5.5%で成長予測

コーディング・マーキング機器の市場規模は、2020年に145億米ドルに達し、2021年から2028年にかけてCAGR5.5%で成長することが予測されています。同市場の成長は、製薬業界や食品・飲料業界を中心に、コーディング・マーキング機器の需要が高まっていることに起因しています。製薬業界の既存企業は、特定のコードやマーキングを施したフォーミングフィルム、トップウェブ、シェブロンパウチ、ヘッダーバッグ、ストリップバッグなどのフレキシブルパックを使用することで、偽造や改ざんへの対策に力を入れており、これが市場の成長を後押ししています。同様に、消費者の間でパッケージ化されたラベル付きの食品や飲料への嗜好が高まっていることも、食品・飲料メーカーのコーディング・マーキング機器の導入を後押ししています。

COVID-19パンデミックの発生は、コーディング・マーキング機器市場に深刻な打撃を与えました。コロナウイルスの蔓延を食い止めるために行われたロックダウンや規制の一環として、いくつかの製造拠点の生産活動が一時的に停止しました。また、人や物の移動が制限されたことで、機器の輸出入にも影響が出ました。しかし、2020年第1四半期から第2四半期にかけて、製薬・ヘルスケア業界からのコーディング・マーキング機器の需要増加が見られました。これは、業界の既存企業が医療用マスクや個人用保護具(PPE)キットなどの医療機器を適切にコーディング・マーキングすることに重点を置いたためです。

食品の品質は、消費者の健康に直接影響を与えます。そのため、食品の安全性は、食品業界の既存企業にとって大きな関心事となっています。品質の低下、コンプライアンス違反、それに伴う製品のリコールは、深刻な金銭的損失につながり、食品会社の評判を落とし、顧客のロイヤリティを失い、ブランド価値を低下させます。そのため、食品・飲料メーカーは、コーディング・マーキング装置の導入に力を入れています。

一方、自動車業界では、自動車部品を適切にコーディングすることで、偽造自動車部品の対策としてコーディング・マーキング装置が重要な役割を果たします。AASA(Automotive Aftermarket Suppliers Association)の推計によると、自動車業界では毎年、偽造品によって約120億米ドルの損失が発生しています。自動車メーカーは、偽造品対策として、スキャン可能な偽造防止用バーコードを印刷するために、一般的に不可視インクを使用しています。自動車業界の既存企業が進めている偽造防止の取り組みは、コーディング・マーキング装置の需要を促進すると予想されます。

一方、コーディング・マーキング機器は非常に高価な傾向があります。コーディングやマーキングシステムの導入は、資本集約的な作業となります。サプライチェーンのすべての参加者、特に中小企業は、コーディングおよびマーキングシステムの導入に必要な十分な財源を持っていない可能性があります。そのため、コーディング・マーキング機器の価格が高いことが、今後、市場の成長を抑制する要因になると考えられます。

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