米国の希少カンナビノイドの市場規模、2021年から2028年にかけてCAGR20.1%で成長予想

米国の希少カンナビノイドの市場規模は、2020年に49億米ドルとなり、2021年から2028年にかけてCAGR20.1%で成長すると予測されています。慢性疼痛、癌、関節炎、神経疾患、代謝性疾患などの多くの疾患にカンナビノイドをベースとした医薬品が有効であることから、伝統的な医薬品よりもカンナビノイドをベースとした医薬品を採用する傾向が高まっています。また、大麻をベースとした医薬品が消費者や医療関係者に受け入れられていることも、市場の成長を後押ししています。

2018年に農業法案が承認されたことで、米国では大麻関連製品の認知度や採用率が高まっています。また、多くの機会を創出し、それによって大麻とその派生物の研究と資金調達の増加に有益であることが証明されています。さらに近年では、希少カンナビノイドの健康効果に関する研究が活発化しており、これが市場の成長を後押しすると予想されています。例えば、糖尿病、脱毛症、表皮水疱症、疼痛管理、関節炎などの症状に対する希少カンナビノイドの効果を分析するための試験が進行中です。

また、医療従事者による種々の病状に対するカンナビノイドの採用が進んでいることも、市場の成長を支える重要な要因の一つです。カンナビノイド系製品の処方は、患者や消費者に精神的に良い影響を与えるということで人気を博しています。例えば、Innovation Shares社が2020年1月に発表した記事によると、CBG(カンナビゲロール)がもたらす健康上の利点に関するGoogle検索インデックスは、2019年1月の60から2020年1月には約95に増加しています。これは、消費者の間でCBGに対する人気が高まっていることを示しています。

一方、抽出と精製のプロセスが高価であることが、市場の成長を妨げる要因となっています。希少カンナビノイドは、大麻植物に含まれる量が非常に少ないため、抽出・精製が難しく、その生産を選択するプレイヤーが減少しています。例えば、CBGは大麻全体の約1%であるのに対し、CBD(カンナビジオール)は約20%を占めています。つまり、CBDと同量のCBGを抽出するためには、約20倍のバイオマスが必要となります。この高価な抽出・精製プロセスが、市場の成長を妨げています。

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