内視鏡手術機器の市場規模、2021年から2028年にかけてCAGR5.1%で成長予想

内視鏡手術機器の市場規模は、2020年に80億米ドルに達し、2021年から2028年にかけてCAGR5.1%で成長すると予想されています。肥満、糖尿病、癌などの慢性疾患の増加と老年人口の増加が、内視鏡の需要を押し上げると考えられます。また、術後の合併症が少なく、入院や回復に要する時間が短いなど、低侵襲手術の利点に対する認識が高まっていることも、内視鏡手術の需要をさらに押し上げています。泌尿器系、呼吸器系、消化器系、婦人科系の疾患が増加しており、これらの疾患の診断・治療に内視鏡検査が必要となってきています。

高齢化社会の到来に伴い、診断・治療用の内視鏡手術機器の需要が高まっており、市場の成長に拍車をかけることが期待されています。これらの機器は、最小限の介入で回復期間を短縮できるため、疾患の診断や治療に重要な役割を果たしています。世界の高齢者は、胆石、肝膿瘍、骨盤内膿瘍、腸管穿孔、子宮内膜症などに悩まされており、根本的な疾患を治療するために内視鏡治療を必要としています。2020年に国連が発表した推計によると、2019年の世界の65歳以上の老年人口は約7億2,700万人で、世界人口の9.3%を占めており、2050年には15億人以上に達し、世界人口の16.0%を占めると予測されています。このように、内視鏡治療を必要とする慢性疾患に罹患しやすい高齢者人口の増加が、今後数年間の市場を牽引すると予想されます。

また、病院、がんセンター、がん専門クリニック、内視鏡センター、診断センターなどの医療機関の増加に伴い、内視鏡や手術器具の需要が増加しており、これが潜在的に市場を牽引しています。先進国および新興国では、患者集団全体の診断および治療処置の需要の増加に対応するため、医療インフラを常にアップグレードしています。2018年、米国には約6,396の病院があり、さらに2025年にはCAGR 4.6%で拡大すると予想されています。また、欧州では、2018年には英国の病院数が3,186件と最多を報告されており、2025年末にはCAGR18.0%で、1万27件に拡大すると予想されています。さらに、ブラジルや南アフリカなどの国でも、CAGR10.1%と11.8%で病院数が大幅に増加すると予想されています。医療センター数の増加は、内視鏡手術用機器の需要を支えると予想されています。

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