バイオ・製薬サービスアウトソーシングの市場規模、2021年から2028年にかけてCAGR5.8%で成長予測

バイオ・製薬サービスアウトソーシングの市場規模は、2020年に620億米ドルに達し、2021年から2028年にかけてCAGR5.8%で成長すると予測されています。価格圧力の上昇、社内能力の不足、CROやCMOによる低コストのサービス提供、業界専門家へのアクセスなどが今後の市場を牽引すると考えられます。また、医薬品開発コストの上昇、失敗率の上昇、規制圧力の増大は、市場力学に大きな影響を与え、同市場の成長を加速させています。さらに、老舗のCRO(Clinical Research Organization:臨床試験受託機関)や規制当局のアウトソーシング会社、経営コンサルティング会社、製造受託会社などが、製薬・バイオテクノロジー分野の複雑な需要に対応しています。

研究・製造受託企業は、ヘルスケアアウトソーシング市場で大きな収益シェアを獲得するために、人材、インフラ、技術に投資しています。同時に、バイオ医薬品の特許切れによる需要の増加が見込まれています。また、低コストの医薬品開発・製造に対する需要の高まりに対応するため、エンドツーエンドのサービスプロバイダーが増加していることも、市場の成長を促進すると予想されます。さらに、新しい薬物送達メカニズムや新製品の発売が、アウトソーシングの需要を促進すると予想されます。

医療業界の競争激化に伴い、多くの企業がアウトソーシングを選択しています。例えば、2020年8月、Pfizer Inc.はPPD, Inc.と医薬品開発サービスを提供するための3年間の契約を締結しました。技術の進歩やカスタマイズされたケアへの注力により、製品のライフサイクルが短くなり、新製品の開発が急速に進んでいます。新薬開発、配合剤、その他の先進的な医薬品の研究開発活動の増加により、バイオ・医薬品受託サービスの需要が高まっています。

現在、世界の製薬業界は、研究開発強度の指標があらゆるセクターの中で2番目に高く、研究開発への支出が増加していることを示しており、今後も、研究開発費全体が増加する可能性が高いと考えられます。2019年のEvaluate Pharmaによると、2018年の医薬品の研究開発費は約1,790億米ドルで、2018年から2024年の間にCAGR 3.0%で成長すると予想されています。大型分子に関する研究開発の増加により、受託サービスの需要が高まっています。このように、研究開発費の増加は、バイオテクノロジーサービスのアウトソーシング市場を牽引すると考えられます。

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