ファストフード市場規模、2021年から2028年にかけてCAGR4.6%で成長予測

ファストフード市場規模は、2020年に5,295億米ドルに達し、2021年から2028年にかけてCAGR4.6%で成長すると予測されています。消費者支出の増加とフードデリバリーアプリケーションの影響力の高まりが、市場成長の主な要因です。COVID-19パンデミックは、感染者数の増加と食品からの感染に対する不安から、食品業界に悪影響を及ぼしました。パンデミック発生の初期には、サプライチェーンの混乱や労働力の制限により、ファストフードの需要に影響が及びました。全米レストラン協会によると、2020年6月に米国では700万人近い労働者が職を失ったと言われています。

また、健康的な食品の消費に対する意識レベルの向上が、パンデミック時の市場成長にマイナスの影響を与えました。しかし、パンデミック終息後は、ファストフードのフランチャイズ店の増加や、オンラインでの食品配達の需要が増加していることから、市場は需要を回復すると予想されます。さらに、労働人口の増加が市場の成長を支えています。パンデミック時には、レストランがデリバリーサービスやミールキットを提供したため、ファーストフードサービスの需要が高まりました。また、消費者の間で間食の習慣が増えていることも、同市場の需要を押し上げています。

製品に関する洞察

市場は製品別に、ピザ/パスタ、ハンバーガー/サンドイッチ、チキン、アジア/ラテンアメリカ、シーフード、その他に分類されます。2020年は、ハンバーガー/サンドウィッチ分野が、42%を上回る最大シェアを記録しました。米国農務省(USDA)によると、消費者は年間500億個近くのハンバーガーを消費しています。この需要の拡大は、牛肉や鹿肉などのタンパク質を使用した製品など、ハンバーガーの選択肢が豊富なことが要因と考えられます。さらに、フードサービス事業者は、チーズ、ベーコン、オニオン、ミートローフなどのさまざまなフィリングを開発しています。2021年には、サブウェイがイタリアンフィリングを導入し、サンドイッチのトッピングに様々なオプションを追加しました。

一方、アジア/ラテンアメリカのファストフード分野は、今後、最速のCAGRを記録すると予想されています。多様な食品に対する需要の高まりが、同セグメントの成長を後押ししています。米国では、ヒスパニック系人口の増加により、メキシコ料理の需要が高まっています。例えば、Simmons社の全米消費者調査と米国国勢調査によると、2017年には1億1千万人近くの米国人がトルティーヤを消費しています。

本記事に関するお問い合わせ先:株式会社グローバルインフォメーション
044-952-0102
受付時間 9:00-18:00 [ 土・日・祝日除く ]