北米のレーザーによるタトゥー・線条皮膚委縮除去の市場規模、2021年から2028年にかけてCAGR17.2%で成長予測

北米のレーザーによるタトゥー・線条皮膚委縮除去の市場規模は、2020年に7億3940万米ドルに達し、2021年から2028年にかけてCAGR17.2%で成長すると予測されています。深い傷跡や永久タトゥーの除去にレーザーを使用することが一般化しており、現在最も効果的な治療法となっています。レーザーは、高強度の光線で、真皮の奥深くに刻まれた色素を分解してタトゥーを除去します。レーザーは色素を小さな粒子にして、体内のリンパ系を通って体外に排出します。タトゥーを後悔する人が増えていることが、同市場を牽引すると予想されます。

また、レーザー技術が向上し、機器の安全性や有効性が増し、施術の成功率が高くなっていることも需要の増加につながっていると考えられます。さらに、ニキビなどの皮膚疾患や手術、怪我などで顔面に傷跡が残るケースでの利用も、市場の成長を後押しすると考えられます。

米国のレーザー線条皮膚委縮除去市場は、2021年から2028年にかけて15.6%の大幅なCAGRで成長すると予想されています。米国皮膚科学会によると、ニキビは米国で最も普及している皮膚疾患であり、年間5,000万人もの人々に影響を与えているとのことです。2017年の米国皮膚科学会誌では、重度/超重度の顔面ニキビを持つ患者の場合、傷跡の有病率は米国で77%に達すると報告されています。

そのため、レーザー、特に肥厚性瘢痕の治療に用いるフラクショナルレーザーを用いた瘢痕修正治療は、この地域で絶大な人気を博しています。フラクショナルレーザーは、瘢痕組織を破壊し、その場所に新しい組織を再生させることで、瘢痕を目立たなくさせることができます。また、タトゥーを後悔するケースが増えていることから、タトゥー除去の需要も大幅に増加しています。

また、刺青のせいで就職の機会を失ったり、汚名を着せられた経験などが、これらの処置の需要を高めています。米国形成外科学会によると、2020年に米国で行われたレーザーによるタトゥー除去手術は19万9,945件、傷跡修正手術は26万3,643件となっています。

COVID-19パンデミックは、美容・皮膚科市場において、北米のレーザー刺青・傷跡除去市場を含め、侵襲的・非侵襲的なエステティック施術に、多大な影響を及ぼしました。Wiley One Libraryによると、パンデミックは世界各国の皮膚科診療所に訪れる患者の数を制限しました。

その後、COVID-19の厳格なプロトコルの下、多くの皮膚科・エステティッククリニックで診療の再開が許可されたことで、予約数や皮膚治療の相談数の増加が確認されています。今後、市場はパンデミック前のレベルにまで回復すると考えられます。

治療法に関する考察

アメリカ形成外科学会によると、2020年はレーザーによるタトゥー除去が、米国市場の63%を超える最高シェアを占め、その後もシェアを維持すると予想されています。ロサンゼルスの美容クリニックであるDr. Tatoffによると、米国では4,000万人がタトゥーを入れており、17%がタトゥーを消す方法を検討しているとのことです。

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