OTC薬市場:風邪薬、咳止め、インフルエンザ治療薬が2022年に300億米ドル記録

OTC薬(市販薬)市場は2032年まで大きく成長すると予想されています。これは主に、世界中の消費者と医療制度の双方にとって、OTC医薬品の価格が手頃になったためです。

また、処方箋からOTCへの切り替えは、既製品の入手のしやすさ、アクセスのしやすさ、費用対効果の高さなどから、より大きな可用性と売上につながります。

OTC薬市場で事業を展開する主要企業は、業界における足場を強化するために、買収、合併、製品開発などの戦略的イニシアチブを取り入れています。

例えば、2022年5月、Bayer HealthcareはAlibaba Healthとパートナーシップ契約を締結し、消費者向け健康製品およびソリューションの推進と流通を開始しました。これは、業界における同社の能力と市場シェアを拡大することになりました。

OTC薬市場は、製品、流通チャネル、地域別に分類されています。

製品別に、風邪薬、咳止め、インフルエンザ治療薬セグメントが2022年に300億米ドル以上の収益を記録し、2032年までに飛躍的な成長を遂げる見通しとなっています。このセグメントの成長は、国民の間で風邪やインフルエンザの発症率が上昇していること、セルフメディケーション治療に関する意識や嗜好が高まっていることに起因すると思われます。

また、美容液やクリーム、保湿剤などの美容製品に対する消費者の嗜好の高まりにより、皮膚用製品分野も2032年まで大きな成長を遂げると予想されます。これは、女性を中心に身だしなみに対する意識が高まっていることが、同分野の成長を後押しするものと思われます。

流通チャネル別に、病院内薬局が2032年まで27%のシェアを占めると予想されます。病院内薬局では、正規品に対する患者のカウンセリングが充実しおり、様々な製品を入手することができるため、この分野でのシェアが高まると思われます。

地域別に、北米のOTC薬市場は、2022年に25%以上シェアを占め、2032年まで大幅に成長すると予測されています。この地域の成長は、北米の消費者がOTC薬を受け入れるようになったことと、規制当局が確立されたことに起因しています。

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