デジタル糖尿病管理市場:2021年は2型糖尿病が全体の90%以上のシェアを占める

デジタル糖尿病管理の市場規模は、急増する糖尿病患者に牽引され、2022年から2030年の間、高い成長を示すと予想されます。診断と治療に対する支出の増加が、同市場の見通しを押し上げると思われます。

糖尿病治療と診断における主要企業間の戦略的パートナーシップは、デジタル糖尿病管理市場の成長をさらに強固なものにすると予想されます。2021年、フランスの医療機器企業であるBIOCORPは、スマートインスリンペンをめぐり、世界有数の糖尿病ケアプロバイダーであるNovo Nordiskと協力しました。この協業は、糖尿病患者がよく使用するペン型注射器用Bluetooth対応スマートデバイスである、Mallyaスマートアドオンデバイスの開発・販売を目指したものです。

デジタル糖尿病管理市場は、製品タイプ、患者タイプ、エンドユーザー、地域に分類されます。

製品タイプ別に、市場は、サービス、デバイス、デバイスタイプに分類されます。デバイスセグメントは、さらにスマートCGM、スマートインスリンペン、スマート血糖測定器、スマートインスリンポンプに細分されます。デバイスタイプセグメントは、ウェアラブル、ハンドヘルドに分類されます。サービスセグメントは、ソフトウェアとアプリに細分されます。

サービス製品セグメントは、患者データへのリアルタイムアクセスを容易にする高度なソフトウェアやモバイルアプリケーションの開発により、2022年~2030年の間、CAGR19.6%で成長すると推定されます。継続的なモニタリングや大量の患者データの管理などの利点が、この分野の成長を促進すると思われます。

患者タイプ別に、市場は、1型糖尿病と2型糖尿病に分類されます。2021年には、2型糖尿病セグメントがデジタル糖尿病管理市場全体の90%以上のシェアを占めました。このセグメントの成長を促進している主な要因は、2型糖尿病患者数の増加、より良い糖尿病管理のためのデジタル技術の急速な導入、血糖値やインスリン投与量を監視するためのスマートデバイスへの嗜好性の高まりなどが挙げられます。

最終用途別に、市場は、家庭環境、病院、診断センター&クリニック、その他に分類されます。2021年は、診断センター&クリニックのシェアが16%超を占めました。これは、医療インフラの急速な発展によるもので、遠隔地診療所へのアクセス強化への取り組みが起因しています。

地域別に、中南米市場が、2022年から2030年の間、CAGR20.9%のシェアを占めると予測されています。これは、中南米の人々の間で糖尿病の有病率が上昇し、主要な市場プレーヤーのビジネスプレゼンスが拡大していることが要因になっています。

さらに、次世代医療ツールやデバイスへの支出の増加、デジタル技術に関連する意識の高まりが、同地域の市場見通しを加速させるものと思われます。

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