データセンター液体冷却市場: AI利用やクラウドサービス採用の急増から市場拡大へ

データセンター液体冷却市場は、企業におけるエネルギー効率の高い冷却ソリューションへの要求が高まっていることから、2028年まで有利な成長を記録すると予測されます。また、自動意思決定や高度な分析を行うための人工知能(AI)の利用や、企業によるクラウドサービスの採用が急増しており、今後の市場展開を広げる可能性があります。

液冷は、設置面積の縮小、エネルギー効率の向上、サーバーの信頼性強化、低騒音による総所有コストの削減などのメリットをもたらします。データセンターでは、効率的で理想的な運用条件を維持するために、液冷ソリューションが採用されています。さらに、液体冷却に費やされたエネルギーの再利用や、高度なエンジニアリング冷却剤の利用による二酸化炭素排出量の削減が可能なことから、事業の成長にプラスの影響を及ぼしています。

データセンター向け液体冷却市場は、コンポーネント、最終用途、地域別に分類されます。さらに、コンポーネントセグメントは、ソリューションとサービスに細分されます。

ソリューションセグメントは、没入型(浴槽/オープンバス、ITシャーシ)とチップへの直接注入に分類されます。ITシャーシ分野は、エネルギー消費量の増加に伴う高密度GPUの採用増加により、2028年まで大幅な成長を遂げると予測されます。浴槽/オープンバス分野は、データセンター事業者が機器の効率的な冷却のために天然資源の活用を重視するようになったことから、2028年まで力強い成長を遂げると見られています。

サービス分野では、市場はプロフェッショナルとマネージドに区分されます。プロフェッショナル分野は、2028年までに大幅な成長を記録すると予想されています。データセンターの建設が増加し、エラーや非効率的な実装による追加コストを削減するために必要な専門的なサービスの市場成長を支えています。

最終用途別に、市場は、企業、クラウドサービスプロバイダ、通信サービスプロバイダに分類されます。企業向けでは、BFSI、小売・電子商取引、政府機関、ヘルスケア、製造、ITサービス(ITeS)、その他に分類されます。このうち、BFSI分野は、重要な顧客データを保存・処理するための堅牢なデータセンター・インフラの導入による高い成長が予測され、同市場の推進役となることが予想されます。

本記事に関するお問い合わせ先:株式会社グローバルインフォメーション
044-952-0102
受付時間 9:00-18:00 [ 土・日・祝日除く ]