紅茶やお茶などに含まれる茶系ポリフェノール:腸内細菌叢を介してCOVID-19に介入、予防効果立証も

茶系ポリフェノールの市場規模は、主要地域で農産物の採用が急増していることから、2028年まで堅調な成長が続くと予測されます。また、茶系ポリフェノールの健康効果に関する認知度の高まりが、今後、業界の成長をさらに後押しするものと思われます。

ポリフェノールは、お茶に含まれる活性化合物を指しており、特に緑茶には、エピガロカテキン、エピカテキン-3-ガレート、エピカテキン、エピガロカテキン-3-ガレート(EGCG)、ガロカテキン、ガロカテキンガレートなど、カテキン類の主要なポリフェノール化合物が含まれています。茶系ポリフェノールは、糖尿病、壊血病、高血圧、脳血管障害、がん、心血管疾患、神経変性疾患など、さまざまな病気に対して有効であることが研究で示されています。

COVID-19の発症により、ウイルスに対抗する効果的な治療法の必要性が叫ばれています。その効果として、2021年10月にDrug Design, Development and Therapyに掲載された研究では、EGCGがCOVID-19感染の原因物質であるSARS-Cov-2を含むいくつかのウイルスに対して抗ウイルス性を示すことが示されました。

また、2022年2月のFoods誌の論文では、茶系ポリフェノールが腸内細菌叢を介してCOVID-19に介入し、予防できることが立証されました。その結果、新型コロナウイルスに対する茶に含まれるポリフェノール化合物の効果が、茶系ポリフェノール産業の成長にプラスの影響を与えました。同市場は、製品、用途、流通チャネル、地域に基づいて分類されています。

用途別に、市場は、機能性食品、栄養補助食品、化粧品、機能性飲料に分類されます。機能性食品のサブセグメントが市場で高いシェアを占めており、今後、かなりの収益に達することが予想されます。シリアル、多穀パン、乳製品など、健康に良い食品の消費が拡大していることが製品需要を押し上げ、市場の成長に大きく貢献するものと思われます。

地域別に、ラテンアメリカ市場が、2028年まで業界全体の収益のかなりの部分を占め、安定したCAGRで成長すると予測されています。若年層における健康への関心の高まりと消費者の食習慣の変化が、健康的な飲料の採用を後押ししており、今後数年間、同地域における取り込みを促進するものと思われます。

また、中東・アフリカの茶ポリフェノール市場も、堅調なCAGRを記録し、2028年末までにかなりの評価額を獲得すると予想されます。有害な農薬を使用しない栽培方法による有機製品への消費者志向の高まりが、今後の中東・アフリカ地域の市場を促進すると思われます。

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