PFO閉鎖装置:経皮的経カテーテル閉鎖への需要が市場の成長を牽引

PFO閉鎖装置の概要

卵円孔は、胎児期の心臓の右心房と左心房の間にある正常な開口部です。通常、出生後6ヶ月から1年の間に孔は自然に閉じます。しかし、その後も卵円孔が開いたままの場合があり、これは卵円孔開存(PFO)と呼ばれます。通常は無害ですが、卵円孔開存の人の中には、片頭痛、脳卒中、一過性脳虚血発作(TIA)、先天性心疾患による心臓発作、減圧症、プラチプノアオルソデオキシア症候群などを発症する人もいます。PFOがある場合、体内で発生した小さな血栓が血流にのって移動し心臓に届く可能性がある、あるいは脳の血流の一部を血栓が阻害するなど、脳卒中のリスクが高まります。PFO閉鎖装置は、患者の虚血性脳卒中の再発リスクを減らすために設置されます。

片頭痛、TIAまたは再発性脳卒中の患者は、開心手術などの侵襲的な方法ではなく、PFOオクルーダー装置を使用した経皮的経カテーテル閉鎖を好む傾向が高いため、PFO閉鎖の需要は市場で上昇しています。PFO閉鎖装置は、ほとんどの症例で安全かつ効果的であり、装置の正しい設置が手間を要するものではない事がわかっています。

PFO閉鎖装置:市場分析

PFO閉鎖装置市場は、地域別に、米国、EU主要5カ国(ドイツ、スペイン、イタリア、フランス、英国)、日本に分類されます。この主要7カ国のPFO閉鎖装置の市場規模は、2025年までに3億2680万米ドルに達し、CAGR2.9%で成長すると予想されています。

PFO閉鎖装置:市場の推進要因と抑制要因

PFOの普及、低侵襲的な処置に対する需要の高まり、手順がシンプルで安全、効果的な施術が可能で、施術時間が短いなどの理由により、市場の成長は推進されます。

一方で、手術後処置の複雑さ、脳卒中の再発の可能性、TIA、移植後のシャントの問題、臨床試験数の少なさ、PFO閉鎖装置には改良すべき点が多いなど、市場の障壁も伴います。

本記事に関するお問い合わせ先:株式会社グローバルインフォメーション
044-952-0102
受付時間 9:00-18:00 [ 土・日・祝日除く ]