除細動器市場:携帯タイプの自動型、植込み型、ウェアラブルなど、主力メーカーによる新たな市場の開拓進む

除細動器の概要

除細動器は、不整脈、心室細動、脈なし心室頻拍など、心臓のリズムに影響を与え、生命を脅かす疾患の患者に使用されます。除細動器は、心臓に筋肉の脱分極を誘発させるために心臓に電気ショックを与えたり、電気インパルスを送ったりします。これにより、心臓インパルスの正常な伝導が維持されます。また、心臓が機能しなくなった場合に心拍を回復させるためにも使用されます。

心臓病、高齢化社会、喫煙、高血圧、高コレステロールなどによる不整脈の増加に伴い、除細動器の市場は上昇しています。除細動器は、生命を脅かす不整脈のリスクが高い人の突然死を防ぐことができます。

除細動器の中には、突然の心停止や不整脈以外を対象としたタイプも存在します。自動除細動器は、心臓のリズムをチェックして、心臓に衝撃を与えて正常な心拍を回復させる、電池式の軽量な携帯型の装置です。また、植込み型除細動器は、心臓から体の他の部分への血流が途絶える症状に苦しんでいる患者に使用されます。この機器は外科的に胸部もしくは腹部に埋め込まれ、不整脈を修正するために電気ショックを送信することができます。体に装着するウェアラブル心肺除細動器は、皮膚を通してセンサーで異常を感知します。これはワイヤーによりユニットに接続されており、ユニットはリズムをチェックし、電気ショックを送ることで不整脈を修正することができます。

高齢者と心血管疾患の有病率の増加は、心血管疾患の管理に対する需要につながっています。除細動器市場は、製品の技術の進歩が期待されています。心臓発作の発生率は、若い人の間でも増加しています。心血管疾患に対する意識とその管理に関する需要は、市場の成長を押し上げると予想されます。

業界動向

除細動器市場は、様々な技術的進歩と製品の革新を目の当たりにしています。電池寿命を延ばし、患者のモニタリングやデバイスのプログラミングを改善し、治療効果を向上させるために技術が進歩しています。最近では、2020年6月にPhilipsが、新しい2つの自動体外式除細動器、HeartStart FR3とHeartStart FRxのFDA承認を取得しました。

2020年1月、Abbottは、新しい植込み型除細動器Gallant、および、心臓再同期療法用除細動器デバイスでCEマークを取得しました。これらの装置は、スマートフォンとの接続性、接続アプリケーション、電池寿命の改善、MRIとの互換性を備え、患者に好まれるデザインを提供しています。

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