177-LUTETIUM-PSMA-617:医療費の増加により今後数年で市場規模は拡大予測、多くの医薬品メーカーの参入に期待

Lu-PSMAは、放射性医薬品として知られている実験薬です。177ルテチウムは放射性核種(放射性同位体)であり、PSMA-617は177ルテチウムをがん細胞に届けるペプチドです。つまり、177ルテチウムが弾頭だとするならば、PSMA-617は弾頭をがん細胞に運ぶミサイルの役割を果たしています。Lu-PSMA は、セラノスティックス(治療と診断を組み合わせた新しい医療技術)として知られているがん治療の新興分野の一部です。Lu-PSMA は静脈内に注入されます。

177-LUTETIUM-PSMA-617の目的は、後期の転移性前立腺がんに罹患した、男性の体内のがん細胞すべてに直接放射能を送達することです。Lu-PSMAは、前立腺特異膜抗原(PSMA)として知られる前立腺がん細胞の表面に表われるタンパク質を標的としています。薬剤のPSMA-617の部分は、このタンパク質を探し出します。薬剤のルテチウム部分は、がん細胞の成長を遅らせるか、あるいは死滅させることが可能です。男性の約90%はPSMAを発現しており、Lu-PSMA治療に適しています。

今後数年で、前立腺がん市場は、広範な研究と医療費の増加により規模を拡大し、医薬品メーカーがより多く参入できるようになると予測されています。 

企業と研究者は課題に取り組むことで、177-LUTETIUM-PSMA-617の優位性に影響をあたえる可能性を模索しています。開発中の治療法は、疾患状態を治療・改善するための新しいアプローチに焦点を当てています。

177-LUTETETIUM-PSMA-617と競合する、後期の前立腺がんを対象とした新製品が発売されれば、同市場に多大な影響を与えることが考えられます。

同市場は、地域別に、米国、EU5(ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、英国)、日本の7大市場に分類されています。

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