新興医薬品RT 100:慢性心不全で引き起こされる心臓のリモデリングを阻止 米国食品医薬品局によるファストトラック指定も

医薬品の概要

RT-100は、心臓カテーテル検査(血管造影検査と同様に外来で一般的に行われている検査)の際に、心臓に栄養を供給する動脈に直接注入する遺伝子治療薬です。この遺伝子導入法は、AC6を心筋細胞に安全かつ効率的に送達する方法として認識されています。ヒトAC6をコードする遺伝子は、細胞内に入れても自己複製ができない改変アデノウイルスベクター(Ad5.hAC6)を介して送達されます。AC6は心臓に取り込まれ、心筋細胞内でとどまります。生理的要求を抑制する働きをする低分子薬物治療とは異なり、この遺伝子治療は心機能全体の改善を目的としています。RT-100は、CHF(慢性心不全)の進行を遅らせたり、症状を最小限に抑えたりするだけでなく、CHFによって引き起こされる心臓のリモデリングを止めたり、改善したりすることで、より効果的に心臓のポンプ機能を向上させます。RT-100は、米国食品医薬品局(FDA)よりファストトラック指定を受けており、現在、臨床開発の後期段階にあります。

今後数年の間に、心不全の市場は、世界各地での広範な研究と医療費の増加により拡大することが予測されます。 

企業と研究者は、課題を評価しており、RT100の優位性を活かせるような市場機会を模索しています。開発中の治療薬は、疾患の治療・症状の緩和を目的とした新規アプローチに焦点を当てています。

心不全を対象とした他の新製品がRT100と競合しており、近い将来、後発製品が発売されれば、市場に大きな影響を与えることになります。

RT 100市場は、地域別に、米国、EU主要五カ国(ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、英国)、日本に分類されます。

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