SERD治療薬の市場規模、2030年に40億8,500万米ドル到達見込み

市場概要

乳癌治療、エストロゲン受容体の完全阻害、複数の内分泌療法への抵抗性など、患者の生活の質を向上させるための、より優れた有効性と安全性を持つ新規治療法の探求とアンメットクリニカルなベネフィットが、SERD療法の発見につながりました。SERD療法は広く受け入れられ、単剤療法および他の治療薬との併用療法として使用されています。乳がん治療におけるSERD療法の可能性はまだ完全には解明されていないため、この分野での革新と研究には大きな余地が残されています。

SERD治療薬市場は、2019年には10億20万米ドルと評価され、2030年には40億8,500万米ドルに達すると予想され、2020年から2030年の予測期間中に16.66%のCAGRで成長すると予想されます。この市場成長の主な要因は、世界的な乳がん罹患率および死亡率の増加、乳がんの再発・難治性症例の増加、ホルモン受容体陽性の転移性乳がんを対象とした既存の乳がん治療では満たされていない臨床上の利点、投与経路および投与量の緩和、主要企業による新製品発売のための研究開発活動への注力、SERD療法による安全性と治療成績の向上のための政府および民間の資金提供の増加などです。

SERD治療薬市場は、今後も高い成長が見込まれています。世界的な乳がん罹患率および死亡率の増加、慢性疾患を完治させ、患者の生活の質を向上させる内分泌療法への需要の高まりなどが、世界のSERD治療薬市場の成長に寄与すると予想される主な要因です。

さらに、乳がんにおける再発・難治性症例の増加、ホルモン受容体陽性の転移性乳がんを対象とした既存の乳がん治療では満たされていない臨床効果、痛みを伴う投与経路、限られた用量での曝露などがSERD治療薬市場を増大させると考えられます。また、他の内分泌系薬剤との併用療法としてのSERDの使用が増加していることや、主要企業が新製品発売のための研究開発活動に注力していることも、市場を牽引する要因になると考えられます。また、SERD療法の安全性と効果を高めるために政府や民間からの資金提供が増加していることも、市場拡大の要因となっています。

競合状況

SERD治療薬の世界市場は現在、サンド社、マイランN.V.社、グレンマーク・ファーマシューティカルズ社、ドクター・レッディーズ・ラボラトリーズ社、アコード・ヘルスケア社、テバ・ファーマシューティカルズ・インダストリーズ社が独占しています。これらの企業が市場を支配しているのは、費用対効果の高いフルベストラントのジェネリック医薬品が市場で入手可能であることに起因します。2018年現在、世界のSERD治療薬市場でSERD療法を提供しているのは、AstraZeneca Plcのみでした。同社は現在、いくつかの地域でジェネリック医薬品を発売した後、急激な落ち込みを見せています。SERD治療薬のパイプラインができたことで、市場は飛躍的に増大すると予想されます。サノフィ社、ホフマン・ラ・ロシュ社、ラディウス・ヘルス社、アストラゼネカ社など、強力で初期のパイプラインを持つ主要企業があります。

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