医療機器用セキュリティ市場規模、2027年に174億9,000万米ドル到達見込み

医療機器用セキュリティ市場規模は、2019年に62億3,000万米ドル、2020年から2027年までのCAGRは13.8%で成長し、2027年には174億9,000万米ドルに達すると予測されています。

COVID-19パンデミック時には、外部医療機器及び消費者向けウェアラブルセグメントの需要が増加しています。これは主に、医療機関におけるワイヤレス接続機器や外部医療機器の需要の高まりや、病院や一般市民の間でスマートフォンをベースとしたヘルスケアアプリの数が増えていることによるものです。

医療機関で使用される医療機器は、病院のネットワークやインターネット、その他の機器に接続され、医療機関が患者を治療する能力を高めるための機能を提供することが多くなっています。このような機能は、病院の重要なデータへの様々な不正アクセスやサイバー攻撃のリスクを高めるものです。そのため、サイバー攻撃のリスクを低減し、医療機器のセキュリティを強化するために、医療機関は医療機器用セキュリティシステムを使用しており、これが市場の成長を促進しています。

医療機器用セキュリティ市場の成長を促進する主な要因は、医療分野における接続型医療機器の需要の増加、接続型医療機器に対するサイバー攻撃の増加などです。また、医療分野でのIoTベースの医療機器の導入が急増していることも、市場の成長にプラスに作用しています。しかし、新興国では医療用セキュリティ機器に関する意識が低く、医療用セキュリティ予算が限られていることが、市場の成長を妨げると予想されます。一方で、クラウド型の医療機器用セキュリティの導入が世界的に進んでいることは、予測期間中の同市場の拡大に有益な機会を提供すると考えられます。

予測期間中、エンドポイント・セキュリティ分野が大きなシェアを占めることが予想されます。これは、世界中で接続される医療機器の数が増えているため、高度なセキュリティを提供する必要性が高まっているためです。一方、アプリケーションセキュリティ分野は、アジア太平洋地域の発展途上国でアプリケーションセキュリティソリューションの需要が高まっていることから、予測期間中に最も高い成長率が見込まれています。

地域別では、2019年の医療機器用セキュリティ市場は北米が優勢であり、予測期間中もその地位を維持することが予想されます。これは、同地域でクラウドベースのテクノロジーの導入が進んでいることや、さまざまな医療機関でデータ漏洩が増加していることに起因しています。一方、アジア太平洋地域は、病院での接続型医療機器の導入が進んでいることや、アジア太平洋地域の発展途上国で医療機器のセキュリティソリューションに対する認識が高まっていることから、予測期間中に大きな成長率を示すと予想されています。

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