モジュラーデータセンターの市場規模、2027年に599億7,100万米ドル到達見込み

モジュラーデータセンター市場統計 2020-2027年

モジュラーデータセンターの市場規模は、2019年に149億5,200万米ドル、2020年から2027年にかけて18.7%のCAGRを記録し、2027年には599億7,100万米ドルに達すると予測されています。モジュラーデータセンターは、お客様の既存のデータセンターをサポートするために、どこにでも便利に配置できるポータブルシステムであり、また、モジュールのシステムに統合することもできるため、従来のブリック&モルタルのデータセンターに代わる有効な手段です。これらのデータセンターは、電源、IT、冷却、防火、入退室管理の要素など、すべての標準的なコンポーネントで構成されています。さらに、これらのモジュール式ソリューションは、従来のデータセンターと比較して消費電力が少ないため、エネルギー効率を促進します。

COVID-19の普及により、データトラフィックが大幅に増加しています。また、人工知能(AI)、ビッグデータ、モノのインターネット(IoT)などの新技術の普及に伴い、ストレージ容量の要求が急増しています。これにより、世界中でモジュール型データセンターへの投資が引き続き促進されると考えられます。

コンポーネント別では、ソリューションセグメントが2019年に最も高い成長を示し、今後もその優位性を維持すると予想されます。これは、モジュール式データセンターソリューションの採用が増加し、従来のデータセンターソリューションと比較して、エネルギー効率の向上、モビリティ、スピード&アジリティ、スケーラビリティなど、モジュール式データセンターに関連する利点があるためです。 一方、サービス分野は最も高い成長が見込まれています。これは、モジュール式データセンターソリューションの効果的な機能を確保するために、エンドユーザーの間で導入・統合サービスが広く採用されているためです。

企業規模別に見ると、2019年の世界のモジュラーデータセンター市場シェアは大企業セグメントが独占しており、今後もその優位性を維持することが予想されます。これは、大企業では二酸化炭素排出量の増加や電力消費量の増加に伴う様々な問題が発生し、モジュラーデータセンターソリューションの需要を促進していることに起因しています。しかし、中小企業では、専門的なサポートスキルが必要なく、人件費や管理費の削減、不動産の節約、電力利用効率(PUE)の低下などのメリットがあることから、最も高い成長が見込まれています。

モジュラーデータセンター市場では、北米が圧倒的なシェアを占めています。これは、モジュラーデータセンターを提供する大手企業の存在感が大きく、IT・通信業界が盛んなためです。また、革新的なプレハブ型データセンターの開発に向けて、主要企業や政府による投資が急増していることも、市場の成長を後押ししています。例えば、2018年2月にEdgeCore Internet Real Estate社は、北米のデータセンター市場に20億米ドルを投資する計画を発表しました。しかし、アジア太平洋地域は、同地域における5Gネットワークインフラの広範な開発や、インド、中国、韓国などの発展途上国におけるスタートアップ企業や中小企業(SME)の数の増加などの要因により、モジュラーデータセンター市場の予測期間中に最も高い成長率を示すと予想されています。

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