データセンター冷却市場、2027年に273億8,070万米ドル到達見込み

データセンター冷却市場統計:2027

データセンター冷却の市場規模は、2019年に105億4,180万米ドルとなり、2020年から2027年にかけて12.8%のCAGRで成長し、2027年には273億8,070万米ドルに達すると予測されています。データセンター冷却は、環境にやさしく、エネルギー効率が高く、コスト効率に優れていることから、データセンター事業者に急速に採用されています。4G LTEネットワークの普及に伴い、データセンターの数は増加しています。そのため、データセンターの数の増加に伴い、データセンターのITコスト全体を削減するためのデータセンター冷却ソリューションの需要が高まっています。

データセンターの運営者は、データセンター内の温度を許容範囲内に維持するために冷却ソリューションを使用します。データセンターは、大量のデータを処理するため、24時間365日、効率的に稼働することが求められます。データ処理では、機器から熱エネルギーが放出されるため、過熱による機器の損傷を防ぐための冷却が必要になります。基本的に冷却システムには、空冷方式と水冷方式の2種類があります。空冷方式は、データセンター内に空気を循環させて温度を保ちます。一方、水冷式は、浸漬式と水冷式ラックに分けられ、液体の冷却剤を高温部に流して温度を維持します。

コンポーネント別に見ると、2019年のデータセンター冷却市場ではソリューションセグメントが優勢で、エネルギー効率の高い冷却ソリューションの増加により、今後も優勢が続くと予想されています。ソリューションサブセグメントのエアコンは、そのエネルギー効率と費用対効果の高さから、データセンター冷却市場で最大のシェアを獲得しました。そのため、データセンターの数が増え、データセンターの密度が高まるにつれて、効率的な冷却が求められています。高密度のラックの温度を許容範囲内に保つために、エアダクトを使ってエアコンが空気を循環させています。これは、データセンター冷却ソリューションの導入・展開、サポート・メンテナンス、コンサルティングなどを行うサービスプロバイダーが増加しているためです。データセンターの冷却ソリューションは、冷却漏れが発生すると機器の損傷につながるため、適切な設置が必要となります。

冷却タイプ別では、より少ないコストで効果的な冷却が可能なルームベースの冷却が最大のシェアを占めています。他の冷却方式に比べて配管やダクトの使用が少ないことから、部屋単位の冷却方式は今後も高いシェアを維持すると予想されます。エアコンをはじめとする空気冷却は、データセンター内の空気を循環させ、温度を許容範囲内に維持します。ルームベースの冷却は、エネルギー効率の高い冷却方法として注目されています。

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