セキュアSD-WAN市場規模、2024年に8億5,900万米ドル到達見込み

セキュアSD-WANとは、SD-WAN接続機能とセキュリティ機能を提供するソリューション(製品またはサービス)で、安全性の低いインターネットブロードバンドおよび/または携帯電話ネットワークを使用して外部のインターネットやクラウドサービスに接続する際に、リモートブランチ、ユーザー、デバイス、クラウドアプリケーションをサイバー脅威から保護するためのセキュアSD-WAN環境を構築するものです。

世界のOTサイバーセキュリティ市場の成長に影響を与える以下3つの戦略的要請があります。

1.トランスフォーマティブなメガトレンド

従来のネットワークアーキテクチャは、今日の新しいクラウド指向の環境に対応するのに苦労しています。Software-Defined Networkingがこれまで以上に普及しています。ネットワークベンダー、セキュリティベンダー、サービスプロバイダーのすべてが、クラウド化の流れを利用しようとしています。

2.社内の課題

ほとんどの企業では、ネットワークチームとサイバーセキュリティチームが別々に存在しています。これらのチームは通常、独立して業務を行い、企業のためのソリューションを探しています。今日のITチームは、デジタルトランスフォーメーションプロジェクトのサポート、オンプレミスとクラウドの両方で様々な展開をしているレガシーアプリケーションの維持、サイバーセキュリティの維持など、複雑化した課題に対処しなければなりません。

3.破壊的なテクノロジー

インターネット接続の高速化、クラウド導入の加速、5Gの世界的な展開に伴い、セキュアなSD-WANは分散した企業のダイナミックな管理を容易にし、従業員や顧客の体験を向上させます。特に銀行、小売、製造業などの企業にとって、ネットワークは今や不可欠なものとなっています。

世界のセキュアSD-WAN市場全体では、20%近いCAGRで2024年までに8億5,900万米ドルの売上を達成すると予測しています。2019年には、北米が最大の市場で、市場収益の50%以上を占め、次いで欧州が市場収益の50%以下となっています。2019年のセキュアSD-WAN市場はAPACが最小でしたが、今後5年間で最も急速な成長が見込まれています。

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